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フリーライターのための部屋選び

小ネタ 2018/9/20
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住む場所を選ぶ、住む部屋を選ぶというのは、仕事を選ぶのと同じくらい人生においてとても重要なことです。会社員であり、職場までの通勤手当が支給されるのであれば、プライベートでの過ごしやすさを重視して肌に合う街、部屋を選ぶのがベストでしょう。しかし、仕事とプライベートの境界線が曖昧なフリーランスとなると話は別。

今回は、10年間フリーランスのライターとして仕事を続け、その間に何度も引っ越しを繰り返してきた筆者が、フリーライターのための街選び、部屋選びについて語りたいと思います。


フリーライターにとって自宅選びとは“仕事場選び”

今回想定しているのはフリーランス、特にライターなど「打ち合わせや取材であちこち出歩くが自宅作業も多い」という職業です。現場は都内が多く、基本的な移動手段は電車であるという前提で進めていきますが、考え方としては他の職種や地方の方にも参考になる部分があるのではと思います。

それではいきなり結論から言いますが、

フリーライターにとって自宅選びとは“仕事場選び”である。

……これがすべてです。

そんなの当たり前だろうと思われるかもしれませんが、筆者は独立したての頃、真剣にそのあたりについて考えていませんでした。

自宅ではなく「会社を作るならどこにオフィスを構えるか?」で考えなければいけません。

自分を例に出すと、毎月30日のうち20日くらいは取材で外出し、残りの10日は自宅で執筆オンリーの作業にあてています。取材も朝から晩までという日はそれほど多くなく、たとえば午前中は自宅作業をして、昼の14時から17時まで外出して取材、18時に戻ってまた自宅作業……というのがよくある一日の例です。

会社員とぜんぜん違う生活に思えるかもしれませんが、自宅=会社と置き換えていただくとどうでしょう。一日のなかで社内と社外を行き来するのはそう珍しいことでもないですし、しっくりくるのではないでしょうか。


【場所選びのポイント1】時は金なり! 交通費をかけるくらいなら家賃をかける!

会社員と違ってフリーランスは基本的に交通費も(経費になるとはいえ)自腹。さらに電車に乗って移動する時間もコストです。
自宅からめったに出ない職種は別として、ライターは打ち合わせや取材で走り回りますから何よりも時間が重要です。

最近はオンラインで打ち合わせをする機会も増えましたが、そうはいってもまだまだ対面での打ち合わせも多いですし、特に初回からオンラインということはありません。やはり一度会って……という編集者やクライアントがほとんどです。

また、フットワークの軽さはフリーライターとして重宝される要素の一つです。
なるべく取引先に近い場所に住むことで、「あの人、近くだからすぐに打ち合わせできるかな」と声がかかることもありますし、飲み会に呼ばれることも増えて(それの良し悪しはともかく)仕事につながることもあります。

ならば、この時間というコストを可能な限り削減できる場所を選ぶべきです。

具体的には筆者は以前、中央線沿線に住んでいたのですが、どこへ取材へ行くにも新宿に一旦出る必要がありました。
中央線沿線で仕事があればいいのですが、現場は都内の東側が多かったのです。新宿に出るための時間と電車賃は完全にコスト以外の何ものでもありませんでした。

フリーランスにとって自宅はオフィスでもあるので、利便性は非常に重要です。
便利な場所は多少家賃が上がりますが、時間をロスするよりは良いでしょう。同じ理由で、予算が許す限り駅近に住むべきだと思います。

具体的には新宿や渋谷といったターミナルとなる駅にすぐ出られる、1~2駅隣がおすすめ
飲み会からも最悪タクシーでひょいっと帰れるので結果的に安上がり(?)になることも。もちろん、予算が許すならターミナル駅から歩ける距離に住むのもアリです。


【場所選びのポイント2】銭湯が近くにある場所を選ぼう!

銭湯でもスパでも温泉でも何でもいいのですが、根を詰めて仕事をしているときに意外とリフレッシュできるのが風呂だと最近気づきました。
自宅の風呂よりも広々してリラックスできるので、体はもちろん、疲れた頭も癒やすことができます。

フリーランスとして仕事をしていると、24時間ずっとオンという状態になりがち。
自室もカフェも仕事場兼用のため、そわそわした気持ちはずっとどこかにあります。散歩が好きなら散歩道、カラオケが好きならカラオケ店、公園が好きなら大きな公園があるところの側など、風呂でなくても何でもいいので、どこかで一旦気持ちを切る環境を近くに用意しておくことをおすすめします。

また、個人的なことですが、原稿が煮詰まっているときはシャワーを浴びたりお風呂に入ることで何かひらめくことも少なくありません。
ちなみにこの原稿もお風呂でひらめきました。お風呂スイッチ切り替え法、おすすめですよ。
銭湯 富士山 風呂

【場所選びのポイント3】周辺環境が仕事に役立つかも考えよう!

フリーライターにとって仕事場とは自宅だけではありません。ときには自宅の周辺を仕事で使用することもあります。
これは別にカフェで作業をするとかそういうことではありません(もちろんそれもあるといいけど)。

たとえば筆者はスマートフォンやカメラのレビューの仕事をすることがあります。その際、スマホカメラの性能をチェックするために自宅周辺をうろうろすることが多く、良い被写体になる景色がほしいわけです。
もちろん遠出してもいいのですが、そんな時間的余裕はないことのほうが多いんですよね……。

公園などは被写体の宝庫ですし、雰囲気のある路地や、商店街などもいいですね。
レビューの仕事は定期的に入るので、毎回同じものを撮るわけにもいきませんから、そういう意味でもバラエティに富んだ景色があると大変助かるのです。

それから、なんだかんだで急に物入りになることがあるので、家電量販店にすぐ行ける範囲に住むことにしています。備品や消耗品はあらかじめネット通販で買っておけばいいのですが、どうしても忘れていて「今必要なのに!」ということも多いんですよね。

まぁこれは筆者のずぼらな性格のせいですが……そういった自分自身の特性にも素直に向き合いましょう!

これらはあくまで筆者の例ですが、他の職種でも似たケースはあると思います。
たとえばサブカル系のライターなら秋葉原まで歩ける範囲に住むと楽でしょうし、ビジネス系のライターでしょっちゅうビッグサイトのイベントを取材するなら、その周辺に住むと楽です。そういえばディズニーランドをよく取材している知人のライターは浦安の方に引っ越しを決めていました。「都内に出るよりディズニーランドに行く回数の方が圧倒的に多いんだよね」とのこと。これも納得です。

もちろん財布との相談ではありますが、フリーランスでも仕事のネタになる環境に住むことによる、仕事のしやすさや立地によるアドバンテージというものは十分考慮に入れたいところ。
一人暮らしの周辺環境というとスーパーやコンビニを重視すると思いますが、仕事視点でも周辺環境をチェックしましょう。


【場所選びのポイント4】とりあえず引っ越そう!

引っ越し
最後は場所選びのポイントでも何でもないのですが、ちょっとでも「引っ越したいかも」と思ったら、とりあえず引っ越してしまうのがいいと思います。

有名な言葉に「自分を変えたいなら、付き合う人を変えるか、時間の使い方を変えるか、住む場所を変えるしかない」というものがありますが、これは本当にその通り。
住む場所を変えるというのはそれくらい大きな変化です。

少しでも「引っ越し」がちらつくということは、きっとその変化を起こすべきフェーズに入っているのだと思います。

今思うと筆者も引っ越したタイミングがちょうど仕事においての節目や変化の時期に当てはまっていました。会社だってオフィスを移転するのは成長のタイミングですよね。

それなりにお金も精神力も消耗する作業ではありますが、新しい土地や環境というのは、同時にワクワク感ややる気を刺激してくれるいい促進剤です。ぜひ引っ越しを前向きに考えるといいのではと思います。

その際はぜひ今回のポイントをご参考に!
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