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足は「イの字」!日本美人を体現する先生に所作を習う~浴衣美人への道~

知識 2018/8/17
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いつの間にか梅雨が明けて、平成最後の夏が到来。

昼からビール片手にテレビを見ていたら、花火大会やお祭りの特集をやっていて、「私も浴衣デートしたい〜!」と思ってきた。しかし、毎晩赤提灯系で飲んでいるおっさんな私はしとやかさとは正反対…。おしとやかな着物美人ってどうやったらなれるの??

そんなことを友だちに話したら、「日本舞踊を習ったら?」とひと言。

日本舞踊?? あの、着物を着て踊るやつ??

女性らしい美しい振る舞いや仕草を学べるって人気らしいよ」

なるほど。夏は短い。これは今すぐ学びに行かねば。ということで、いざ浅草にある波島陽子日本舞踊教室へ。ホームページの先生の美しさに心奪われ、生徒さんたちのしなやかさに私だってもしかしたらと淡い期待を抱いて。(一人では心細いので友人を連行……)

美人画のような先生から美しい所作を学ぶ

波島陽子 日本舞踊
波島陽子先生
浅香光代師に弟子入りし、演劇・日本舞踊を学んで女優として活動。日本舞踊を極めるため花柳流西川流にも学び、数々の舞台公演に出演。一時芸能活動を休んで日本舞踊の研究・稽古に専念し、平成19年に波島流創流。現在は国内外の公演活動のほか、振付や海外派遣生への指導など、幅広く活躍している。
波島先生:「お暑い中、お越しいただき、ありがとうございます」

おお、お美しい。これぞ、日本美人。

岡山:「私も先生みたいな所作を身に着けたいです! よろしくお願いいたします!」
波島陽子 日本舞踊
波島先生:「日本舞踊は美と健康に効果的です。お稽古を通して、美しい立ち居振る舞いが身につきますし、姿勢が良くなることで健康にも良いと言われています。難しそうと緊張されるかもしれませんが、まずは楽しむことを一番大切にやっていきましょう」

お教室ということで、友人と結構カチカチに緊張していたけど、先生がすごくやさしい!! 一気に緊張がほぐれました。
波島陽子 日本舞踊
波島陽子 日本舞踊
波島先生:「日本舞踊は、礼に始まり、礼に終わると言われています。教室では所作が身につくように、礼の時から気を付けます。
まず右膝、左膝の順で床について座り、背中を曲げないように少し前に手を滑らせて置きます。ここで礼を。立ち上がる時は左膝、右膝の順で浮かせてゆっくり上がりましょう」
波島陽子 日本舞踊
岡山:「これだけでもキツいですね…」

波島先生:「足の筋肉をしっかり使いますね。ダイエット効果もあると言われます」
波島陽子 日本舞踊
波島先生:「立っている時は足をイの字のように、後ろ足の親指を前足の土踏まず辺りに置きます。そして腰を少し落としてひざを寄せましょう。後ろに体重が乗りがちなので、真っすぐ落とすように注意しましょう」
波島陽子 日本舞踊
波島先生:「歩く時は大股ではなく小股で。親指同士をすり合わせるようにして、地面から足を離さないように歩きます」

波島先生:「すっと抜く、すっと抜くといったように歩きます。頭の高さを一定にして、ぴょこぴょこ動かないようにします」

岡山:「難しい……。いつもは大股で早歩きなので……」

波島先生:「常に真っすぐを意識して。歩く時もしゃがむ時も真っすぐに。そうすることで姿勢が良くなりますし、筋肉がついて足腰が強化されるんですよ」
波島陽子 日本舞踊
波島先生:「左へ向かう時は左足から進み出して右足で止まります。右へ向かう時は右足から進み出し、左足で止まる。股が広がり、裾が大きくめくれてしまうことを防ぐためです。いつでも股を隠すことを意識しましょう」
波島陽子 日本舞踊
波島先生:「止まる時はイの足で。どれだけ歩いても止まる時はイの足で股を隠します」
波島陽子 日本舞踊
波島先生:「歩き出しは、前の足を真っすぐにして1歩踏み出します。上体を動かしてから足を踏み出すように。後ろに下がる時は後ろの足から、体で後ろの足を内股にして滑らせるように1歩下がる」

岡山:「とても足腰を使いますね。浴衣や着物で外を歩く時も同じように気をつけるのでしょうか?」

波島先生:「洋服の時は外股になることが多いかと思いますが、着物の時は内股を意識します。と言っても、過剰にする必要はありません。小指側を真っすぐにするだけで、少し内股気味になりますからね。足の外側を真っすぐに。それだけで十分。そして小股で歩きましょう

岡山:「なるほど。小股だとピョコピョコ跳ねないですね」

細かいしぐさが女子力を決める!

波島陽子 日本舞踊
波島先生:「何かを取る時は袂の下の方を持ち、手首が出てしまわないように注意しましょう。指は開かないように揃えて。これだけで女性らしく華奢に見えるでしょ? 踊りの中でも、女性役は指は開かないようにするんです。逆に男性役の時は開く、そうすると頼もしく見えてきます」
波島陽子 日本舞踊
岡山:「ほお〜。指を揃えるだけでぐっと品が出ますね

波島先生:「手首を見せない、肌を見せないのは日本の包み隠す文化です」
波島陽子 日本舞踊
波島先生:「階段等の段差を上る時は、右手で裾を軽く押さえながら、真っすぐではなく体を少し斜めにして上がりましょう。女性らしく見えますし裾が汚れません。私は左足から斜めに上り出すようにしていますが、その方が右からより裾がヒラヒラめくれませんよ」

岡山:「斜めになるだけで、美しく見えますね。立ち姿の時も斜めの方がいいのでしょうか?」
波島陽子 日本舞踊
波島先生:「そうですね。写真を撮る時など、立つ際は斜めを意識すると女性的でステキに映ります。正面から見ると少し細く見えたりもするでしょ(笑)。立って何かを見る時や振り返る時は、斜めを意識して体をひねり見るようにすると、とても美しいですね」

岡山:「おお〜。先生、美しいです!」
波島陽子 日本舞踊
岡山:「他にこれは気をつけて!ということはありますか?」

波島先生:「背中側ですね。イスに座る時は深くかけすぎずに。帯の形が崩れてしまいますから」

岡山:「洋服の時は後ろに気を配ることはなかったです…。着物美人は後ろ姿まで美しく、ですね」

波島先生:「そう。食事や映画の後など、気になったらトイレで確認してみるといいですね」

波島先生:「あとは下に落としてしまったものを拾うときかしら。腰を落として拾うんだけど、ただ落とすだけだと裾が汚れてしまうので、まず裾を両足で挟んで…」
波島陽子 日本舞踊
波島陽子 日本舞踊
波島先生:「それから腰を落として袂を持って、拾うようにしましょうね」

物を拾うしぐさも優雅です…
波島陽子 日本舞踊
先生はタクシーを呼ぶ姿まで美しい……
波島陽子 日本舞踊
袖を少しもって、「こんなしぐさをしたら、男性はかわいいと思うんじゃないかしら」とほほ笑む波島先生。

先生から美しい立ち居振る舞いや日本舞踊の文化を学び、チャーミングな先生自身の魅力にもやられたところで、お稽古が終了。
波島陽子 日本舞踊

先生は最後に、「日本舞踊では踊りはもちろんのこと、四季や情景やその中で育った『自分の中にある情緒』を大切にして、表現しています。それは、皆さんの中にあるものなんです。日常生活の中でも、着物や浴衣を着ることで感じられる日本の情緒や、自分の変化を味わうことで、心が豊かになる時間を楽しんでもらいたいなぁと思います。花火デートの際にもそんないつもと違う雰囲気が、素敵なエッセンスになってくれるかもしれませんね」といたづらっぽく笑ってくださいました。

また、「難しく考えず、着物も浴衣も遊び心を持って楽しんでほしいですね!」と背中を押してくださったので、もっと気軽に着て楽しめそうです!

体験取材のたった45分で背筋がしゃんと伸びて、歩き方が女性らしくエレガントになったような! 
「あなたの歩き方、お美しいわね」と友人と言い合う、話し方まで美しくなる45分でした。波島先生、ありがとうございました!

※一部画像は鏡を映しているため、着物の合わせが左右逆になっています。

取材協力
波島陽子日本舞踊教室
http://www.namishima.jp/index.html
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